[26日 ロイター] - 作詞家や作曲家が受け取る音楽著作権収入が2022年に108億3000万ユーロ(約114億4000万ドル)と30%近く増加し、中でもストリーミングからのデジタル著作権収入が大きく伸びたことが、著作権協会国際連合(CISAC)が26日発表した報告書で分かった。
それによると、音楽やビデオのサブスクリプションサービスの利用拡大で、22年のデジタル著作権収入は34%近く増え、42億ユーロとなった。
新型コロナウイルス禍で利用が急増したストリーミングの著作権収入はコロナ前の水準から倍増。音楽制作者の著作権収入のうち最大の35%を占めるようになり、テレビやラジオからの収入を上回っている。
コンサート、展示会、劇場を含むライブ・公演部門からの著作権収入は、22年には69.9%増の26億8000万ユーロとなったが、コロナ前の19年水準を依然約8%下回った。