Olivier Sorgho
[26日 ロイター] - 欧州半導体メーカー、STマイクロエレクトロニクスが26日発表した第3・四半期売上高は、自動車メーカーからの需要が家電の低調を打ち消したことが寄与し、市場予想を上回った。
第3・四半期の純売上高は前年同期比2.5%増の44億3000万ドルとなり、LSEGがまとめたアナリスト予想平均の43億8000万ドルを超えた。
ただ第4・四半期売上高見通しは、特に中国の一部の顧客からの需要鈍化を理由に前年同期比約3%の減少を予想した。
第4・四半期の粗利益率は46%プラスマイナス200ベーシスポイント(bp)と、レンジの中心が前年同期の47.5%を下回るという。
ジャン・マルク・シェリー最高経営責任者(CEO)はアナリストらとの電話会議で、顧客が「最終需要と在庫水準を精査しており、これが第4・四半期と来年初頭に在庫調整の引き金になる可能性もある」との見方を示した。
ただシェリー氏は、同社の自動車部門は来年の各四半期において前年同期比での成長が見込まれると述べた。