(内容を追加しました。) [ニューヨーク 25日 ロイター] - (カッコ内は前営業日比)
ダウ工業株30種(ドル) .DJI 終値 15666.44(‐204.91) 前営業日終値 15871.35(‐588.40)
ナスダック総合 .IXIC 終値 4506.49(‐19.76) 前営業日終値 4526.25(‐179.79)
S&P総合500種 .SPX 終値 1867.61(‐25.60) 前営業日終値 1893.21(‐77.68)
25日の米国株式市場は6日続落。相場は序盤に急反発し、ほぼ終日堅調に推移した 。ただ、中国経済をめぐる懸念が根強く、終盤にかけて失速し、結局は下げに転じてこの 日の取引を終えた。 この日は劇的な相場展開となり、主要指標は大引け直前まで3%近く上げていたが、 取引終了間際の数分間に急速に下げに転じた。 中国政府はこの日追加利下げを発表したが、中国経済の減速が世界経済の足を引っ張 ることへの投資家の懸念を払しょくすることはできなかった。中国株は24日の8.5% 安に続き、25日も8%近く下落した。 キングスビュー・アセット・マネジメントのポートフォリオマネジャー、ポール・ノ ルテ氏は「市場参加者は、海外の状況や今晩何が起きるかについて依然として神経質にな っている。何が起きるのか、座して眺めようとする者はいない」と話した。
ダウ工業株30種 .DJI は204.91ドル(1.29%)安の1万5666.44 ドル。 ナスダック総合指数 .IXIC は19.76ポイント(0.44%)安の4506.4 9。 S&P総合500種 .SPX は25.60ポイント(1.35%)安の1867.61 。
24日にダウ平均は一時1000ポイント超値下がりし、S&P500種は1日とし ては2011年以降で最大の下げを記録した。 S&P500種はこの1週間で11%下落した。 この日はS&P主要10業種すべてが値下がりし、S&P公益株指数 .SPLRCU が3 .2%下落して全体の下げを主導した。 総合エネルギー企業のペプコ・ホールディングス POM.N は16.5%の大幅安。ワ シントンDCの当局が米原子力大手エクセロンによる68億ドルの買収提案を認めず、交 渉に大きな打撃を与える可能性が出てきたことが材料視された。
経済指標では、8月の米消費者信頼感指数が7カ月ぶりの高水準となった。また、7 月の新築1戸建て住宅販売戸数は増加し、米連邦準備理事会(FRB)が年内に利上げで きるだけの景気の底堅さを示す新たな材料となった。
米家電量販大手ベスト・バイ BBY.N は%12.6上昇した。四半期売上高が予想外 に増加したことが手掛かりとなった。 騰落銘柄数はニューヨーク証券取引所が下げ1721で上げ1384、ナスダックが 下げ1480で上げ1379だった。 BATSグローバル・マーケッツのデータによると、米取引所の合計出来高は約10 4億株で、8月の平均である75億株を上回った。