Bianca Flowers Shivansh Tiwary
[31日 ロイター] - 米重機械メーカーのキャタピラーが31日発表した第3・四半期決算は、北米の堅調な建機販売が寄与して2桁の増益となった。ただ、機械需要に鈍化の兆しが見られたことを嫌気し、株価は6.7%安で取引を終えた。
ディーラー在庫が3四半期連続で増加したほか、受注残が前期比26億ドル減少し、機械需要がピークを打った可能性を示唆した。
経営陣は決算説明会で投資家の懸念払拭に努めた。アンドリュー・ボンフィールド最高財務責任者(CFO)はディーラーの建機在庫について「典型的な3─4カ月分の販売の範囲内」と説明した。また「ディーラーがより多くの在庫を持ちたい分野や製品もまだある」と述べ、在庫水準について憂慮していないとした。
第3・四半期の利益は27億9000万ドルに増加。1株当たりでは5.45ドルで、アナリスト予想の4.79ドルを上回った。
売上高は168億ドルで前年同期から12%増加した。