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[14日 ロイター] - 中国のインターネットサービス大手、騰訊控股(テンセント・ホールディングス)傘下の音楽配信会社テンセント・ミュージックが14日発表した第3・四半期決算は、総収入が予想を上回った。有料ユーザー数が順調に伸び、中国当局によるオンライン賭博取り締まりの影響が相殺された。
総収入は65億7000万元(約9億0100万ドル)となり、前年同期比10.8%減少した。ただ、LSEGが集計した予想の63億1000万元は上回った。
テンセント・ミュージックなどの企業はオンライン賭博を禁じているが、ライブ配信サービスの宝くじのような機能について賭博目的で悪用される可能性があるとして規制当局が今年になって取り締まりを始めた。
規制強化を受けて、テンセント・ミュージックを含む多くの企業が、利益率が高いこうした人気機能の停止を余儀なくされた。その結果、テンセント・ミュージックのソーシャルエンターテインメントサービス部門の収入は第3・四半期に48.8%減少した。
同部門は第2・四半期も24%の減収を記録していた。