[北京 26日 ロイター] - 中国通信機器大手の華為技術(ファーウェイ)は26日、スマートカー事業の中核技術と経営資源を新たな合弁会社に移管すると発表した。合弁会社には同国自動車大手の重慶長安汽車が最大40%出資する。
ファーウェイのスマートカー事業は新型車を相次いで投入して販売台数を着実に伸ばしている。
プレスリリースによると、新会社はインテリジェント自動車システムと部品ソリューションの研究開発、生産、販売、サービスを手がける。
重慶長安が同日深セン証券取引所に提出した書類によると、出資比率と出資額は両社が交渉して決める。
ファーウェイはこれまで、自社では車両を生産せず、他社の生産を支援する方針を繰り返し表明している。提携先は重慶長安のほか、賽力斯集団(セレス・グループ)などが含まれる。ファーウェイとセレスは共同で「アイト」ブランドの電気自動車(EV)を生産している。
ファーウェイはまた、奇瑞汽車と「ルクシード」ブランドのEVセダン「S7」を生産しており、米EV大手テスラの「モデルS」の競合モデルと位置付けている。