Stephen Nellis
[28日 ロイター] - 米アマゾン・ドット・コムのクラウド部門、アマゾン・ウェブ・サービス(AWS)は28日、人工知能(AI)学習用に設計した第2世代半導体「Trainium2」を発表した。
AWSのアダム・セリプスキー最高経営責任者(CEO)は、従来に比べて電力消費を2分の1に抑えつつ、処理速度が最大で4倍に高まると説明した。
AIチップ市場で圧倒的なシェアを誇るエヌビディアの製品供給が需要に追い付かない中で、巨大IT各社がAIチップ内製化で不足分を補おうとする動きが活発化。数週間前にはマイクロソフトが「マイア」を公表したばかり。アルファベット子会社グーグルも「TPU」を展開しており、Trainium2はこれらと競合することになる。
セリプスキー氏は、Trainium2を来年から提供すると述べた。