Arsheeya Bajwa Max A. Cherney
[30日 ロイター] - 米半導体メーカー、マーベル・テクノロジーは30日、データセンター部門が来年も引き続き拡大するとの見通しを示した。ただ、顧客が厳しい状況に直面しており、第1・四半期は売上高のほぼ半分が減少する見通しという。
時間外取引の同社株は4%以上下落した。
マシュー・マーフィー最高経営責任者(CEO)は、無線通信事業者インフラ・法人部門で売上高が落ち込むと予想。マクロ経済環境が厳しく、顧客の在庫調整が予想以上に長期化しているという。
カスタムAI(人工知能)半導体やネットワーク機器などデータセンター部門は、第3・四半期(10月28日まで)の売上高が市場予想を上回った。
マーフィー氏は、同部門の成長が続くと予想しているが、AIがどのような形で成長し、どのような規模になるかといった問題があり、来年の業績を予想するのは難しいと述べた。
第4・四半期の業績予想は市場予想を下回った。売上高予想は14億2000万ドルプラスマイナス5%。市場予想は14億6000万ドル。1株利益(調整後)予想は0.46ドルプラスマイナス0.05ドル。市場予想は0.49ドル。
第3・四半期の業績は市場予想を上回った。AIの急速な普及で半導体の需要が拡大した。純売上高は14億2000万ドル。LSEGがまとめた市場予想は14億ドル。一時項目を除く1株利益は0.41ドル。市場予想は0.40ドルだった。