[4日 ロイター] - 4日の取引でアップルの株価が一時1.4%下落し、8週間ぶりの安値を付けた。パイパー・サンドラーが投資判断を「オーバーウエート」から「ニュートラル」に引き下げことが嫌気された。アップルの投資判断引き下げは2日のバークレイズに続き今週2回目。アップルの時価総額は年初来、約1700億ドル失われている。
パイパー・サンドラーのチーフアナリスト、ハーシュ・クマール氏は顧客向けノートで、iPhoneの「販売の伸びがピークに達したと感じている。中国のマクロ環境悪化も重しとなる可能性がある」と述べた。アップルの目標株価も15ドル引き下げ、205ドルとした。
バークレイズは2日、2024年のiPhoneなどアップル製品への需要低迷に懸念を示し、投資判断を「ニュートラル」から「アンダーウエート」に引き下げ、12カ月の目標株価を1ドル引き下げ160ドルとした。