*15:35JST キャリアリンク Research Memo(5):ネットキャッシュは90億円を超え、財務基盤の強化が進む
■業績動向
3. 財務状況と経営指標
キャリアリンク (TYO:6070)の2024年3月期第2四半期末の財務状況を見ると、資産合計は前期末比1,611百万円減少の20,198百万円となった。
主な変動要因を見ると、流動資産では現金及び預金が5,468百万円増加した一方で、前期末に大幅に積み上がった受取手形、売掛金及び契約資産が7,257百万円減少した。
固定資産では有形固定資産が74百万円、無形固定資産が203百万円それぞれ増加した。
負債合計は前期末比1,064百万円減少の7,218百万円となった。
未払消費税等や未払費用が増加した一方で、未払法人税等が1,069百万円、未払金が695百万円減少したことによる。
また、純資産合計は同546百万円減少の12,979百万円となった。
親会社株主に帰属する四半期純利益729百万円を計上した一方で、配当金を1,304百万円支出したことにより利益剰余金が575百万円減少した。
経営指標を見ると、安全性指標となる自己資本比率が前期末の61.5%から63.7%に上昇し、有利子負債比率が8.0%から7.0%に低下するなど財務の健全性が向上した。
ネットキャッシュ(現金及び預金−有利子負債)も売上債権の回収が進んだことにより前期末比で5,628百万円増加の9,660百万円と過去最高水準に積み上がるなど、財務基盤の強化が進んだと評価できる。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)
3. 財務状況と経営指標
キャリアリンク (TYO:6070)の2024年3月期第2四半期末の財務状況を見ると、資産合計は前期末比1,611百万円減少の20,198百万円となった。
主な変動要因を見ると、流動資産では現金及び預金が5,468百万円増加した一方で、前期末に大幅に積み上がった受取手形、売掛金及び契約資産が7,257百万円減少した。
固定資産では有形固定資産が74百万円、無形固定資産が203百万円それぞれ増加した。
負債合計は前期末比1,064百万円減少の7,218百万円となった。
未払消費税等や未払費用が増加した一方で、未払法人税等が1,069百万円、未払金が695百万円減少したことによる。
また、純資産合計は同546百万円減少の12,979百万円となった。
親会社株主に帰属する四半期純利益729百万円を計上した一方で、配当金を1,304百万円支出したことにより利益剰余金が575百万円減少した。
経営指標を見ると、安全性指標となる自己資本比率が前期末の61.5%から63.7%に上昇し、有利子負債比率が8.0%から7.0%に低下するなど財務の健全性が向上した。
ネットキャッシュ(現金及び預金−有利子負債)も売上債権の回収が進んだことにより前期末比で5,628百万円増加の9,660百万円と過去最高水準に積み上がるなど、財務基盤の強化が進んだと評価できる。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)