[ワシントン 9日 ロイター] - 米宇宙企業アストロボティック・テクノロジーは9日、月着陸船ペレグリンについて、推進システムから燃料漏れを起こしたため、軟着陸できる「見込みはなくなった」と発表した。
ペレグリンは宇宙空間に入って最初の数時間で燃料漏れを起こした。40時間分の燃料は残っているため、「宇宙船としての」稼働はできているという。同社は、チームがペレグリンの寿命を伸ばすための方法を模索するとともに、今後に備えてデータを収集していると説明した。
ペレグリンは8日、米フロリダ州から「バルカン」ロケットに搭載して打ち上げることに成功したが、分離後に推進システムに支障が生じていた。