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米当局、ボーイング737─900ERも点検勧告 MAX9に続き

発行済 2024-01-22 15:28
更新済 2024-01-22 16:27
© Reuters.  1月21日、米連邦航空局(FAA)は、米ボーイング製旅客機「737─900ER」のドアプラグが適切に固定されているかどうかを点検するよう航空各社に勧告した。写真は201

David Shepardson

[ワシントン 21日 ロイター] - 米連邦航空局(FAA)は21日、米ボーイング製旅客機「737─900ER」のドアプラグが適切に固定されているかどうかを点検するよう航空各社に勧告した。一部の運航会社が点検しボルトの問題を報告したためという。

FAAは今月上旬、米アラスカ航空が運航するボーイングの主力旅客機「737MAX9」で飛行中に側壁の一部が吹き飛んだ問題を受け、同機171機を運航停止にした。

FAAによると、900ERはMAXの一部ではないが、ドアプラグのデザインが同じで、航空会社が座席を増やす場合に非常ドアを追加できるようになっているという。

ボーイングの広報担当者はFAAと顧客の対応を全面的に支援すると表明した。

ユナイテッド航空は21日、MAX9の欠航を26日まで延長すると発表した。

ユナイテッドとアラスカ航空、デルタ航空は900ERのドアプラグ検査を開始したことを明らかにした。

ユナイテッドは今後数日で検査が完了する見込みだとし、顧客への影響はないとした。

アラスカ航空は数日前に検査を開始し、現時点で問題は見つかっていないとした。顧客への影響なく検査を終える見通しという。

デルタ航空も運航への影響は見込んでいないとしている。

世界全体で見ると、ドアプラグが取り付けられた900ERの大半をこれら米3社が運航している。

FAAはMAX9について、運航再開に向け安全が確認されるまで停止措置を継続するとした。

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