[パリ 5日 ロイター] - フランスの銀行大手ソシエテ・ジェネラルは5日、パリの本部で約900人の人員削減を計画していると発表した。削減は自主退職を通じて進める。
削減の対象となるのは全従業員の2%未満、本部スタッフの約5%。
同社は「目的は一部の業務や機能をグループ化してプールすること、意思決定を合理化するため階層を取り除くこと、プロジェクトやプロセスの見直しにより一部のチームを縮小することにある」としている。
スラヴォミール・クルパ最高経営責任者(CEO)は2026年までに総額約17億ユーロ(18億ドル)のコスト削減を目指している。
金融業界では人員削減が相次いでおり、ドイツ銀行は今月3500人を削減すると発表。シティも先月、向こう2年間で2万人を削減する方針を示した。