Lananh Nguyen
[29日 ロイター] - 米金融大手シティグループは、ニューヨークで従業員286人を削減する。労働省に提出した書類で明らかになった。同行はここ数十年で最大の事業再編を進めている。
今週出された3つの文書によると、今回の人員削減では主要バンキング子会社の239人、ブローカー・ディーラー部門の44人、技術部門の3人が対象となる。
シティは1月、今後2年間で2万人を削減する方針を示す一方、四半期業績について「明らかに期待外れ」だったと認めた。マーク・メイソン最高財務責任者(CFO)は会見で、2026年までに全世界で従業員約8%を削減することを目指していると述べた。
ジェーン・フレイザー最高経営責任者(CEO)は昨年9月、非中核市場から撤退して、収益性の高い分野に集中した後、同行の構造を簡素化する抜本的な事業再編計画を発表した。