[サンパウロ 5日 ロイター] - トヨタ自動車は5日、ブラジルで2030年までに110億レアル(22億2000万ドル)を投資すると発表した。投資は2段階で行い、ブラジル市場向けに設計された新型車などを生産する。
同社の投資計画はブラジルのアルキミン副大統領が3日に明らかにしていたが、期間などの詳細には言及していなかった。
トヨタ・ブラジル部門のエバンドロ・マッジオ最高経営責任者(CEO)によると、計画のうち50億レアルは26年までに投資する。
トヨタの発表文によると、ガソリンとエタノールの両方を燃料にできるハイブリッド車を25年までに生産する計画。ブラジル市場向けに別のモデルも生産する方針だが、時期については確認しなかった。
計画にはポルトフェリス、ソロカバ両市の工場拡張も含まれる。ポルトフェリスの工場は25年までにハイブリッドシステム搭載エンジンの生産を開始する。ソロカバ工場では26年に電池生産を始める。
インダイアツーバ工場の操業は25年から26年にかけて全てソロカバ工場に移管される。
トヨタはこの投資計画によってブラジルでの生産能力がどの程度拡大するのかには言及しなかった。