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ウクライナ、ロシア各地をドローン攻撃 大規模製油所で火災

発行済 2024-03-12 18:38
更新済 2024-03-13 09:18
© Reuters.

Guy Faulconbridge Lidia Kelly

[モスクワ 12日 ロイター] - ロシア国防省によると、ウクライナは12日、ロシア各地をドローン(無人機)やミサイルで攻撃した。攻撃では少なくとも25機のドローンとロケット、ミサイルが使用され、大規模な製油所で火災が発生した。

ロシア国防省は、モスクワ、レニングラード、ベルゴロド、クルスク、ブリャンスク、トゥーラ、オリョールなどの上空でウクライナのドローン25機を撃墜したと発表。ドローン攻撃は一日中続いたという。

ロシア当局者によると、石油大手ルクオイルのNORSI製油所で火災が発生するなど、エネルギー施設が深刻な被害を受けた。ロシアで2番目に大きい製油所があるキリシの郊外でもドローンが撃墜された。

NORSI製油所は通常、国内のガソリンの11%を生産している。ルクオイルはコメントを控えている。

ウクライナのロケット8発とミサイル1発は、ベルゴロド州に向けて発射されたという。

<国境攻撃>

ウクライナを拠点とし、反プーチン派のロシア人からなると称する少なくとも2つの武装勢力が12日、ロシア西部の国境を突破して侵攻を開始したと発表した。

一方、ロシアは国境突破を否定。ウクライナ拠点の武装勢力が少なくとも7回、ベルゴロド西部とクルスク州で国境を越えようと攻撃してきたが、ロシア軍はこれを撃退したと説明。

国防省は「ウクライナのテロリスト集団が戦車や装甲戦闘車両を使って、ロシア領への侵入を一斉に試みた」とした。

タス通信は、ロシア連邦保安庁(FSB)の発表として、ロシア軍は侵攻を試みた勢力を撃退する際に100人を殺害し、複数の装甲車を破壊したと伝えた。

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