[ロンドン 14日 ロイター] - 英金融行動監視機構(FCA)のラティ長官は14日、国内銀行が規制コストの増加に対応するため、口座手数料無料のビジネスモデルを廃止してもFCAが介入することはないと述べた。
同長官は「消費者義務」規制を通じて個人顧客の保護を優先することが重要だと主張。規制が銀行のビジネスモデルや収益を圧迫しているとの懸念が出ているようだが「競争や市場の変化でビジネスモデルの変更が必要になるのであれば、われわれはそうした動きを阻止しない」と述べた。
「預金残高があれば手数料を徴収しないという英国の銀行モデルは市場の決定、商業上の決定であり、基本的な銀行口座を除き、規制上の義務ではない」とし、他国では手数料を徴収するビジネスモデルが導入されていると指摘した。