[コペンハーゲン 25日 ロイター] - スウェーデンの通信機器大手エリクソンは25日、同国内の従業員約1200人を解雇すると発表した。顧客による第5世代(5G)移動通信システムへの支出低迷を受けて今年発表したコスト削減計画の一環。
エリクソンは今年1月、ロイターに対し、年内に人員削減を含む追加のコスト削減を検討する可能性があると明らかにしたが、具体的な数値には言及しなかった。
同社は25日、労組との協議が進行中だとして、従業員の解雇により費用をどの程度節減できるかは説明しなかった。
コスト削減の取り組みには、コンサルタントの人数削減や工程の合理化、施設の削減などが盛り込まれているという。
PPフォアサイトのアナリスト、パオロ・ペスカトーレ氏は、移動通信インフラ市場の事業環境は厳しいため、今年から来年にかけて追加の人員削減もあり得るとの見方を示した。