［２日 ロイター］ - 米自動車大手ゼネラル・モーターズ（ＧＭ）が２日に発表した第１・四半期の米自動車販売台数は５９万４２３３台と前年同期比で１．５％減少したものの、トヨタ自動車の販売台数を上回った。
ＧＭの小売販売台数は６％増となったものの、３月末時点のディーラー在庫は５３万４４７９台と１２月末の４５万６６８６台から増加した。
ＧＭの第１・四半期の電気自動車（ＥＶ）販売台数は前年同期比２０．５％減の１万６４２５台。「ボルトＥＶ」の生産終了が響いた。
一方、トヨタ自動車の北米部門トヨタモーター・ノースアメリカ（ＴＭＮＡ）が同日発表した第１・四半期の米自動車販売台数は前年同期比約２０％増の５６万５０９８台となった。手頃な価格のセダンやクロスオーバーＳＵＶ（スポーツ多目的車）、ピックアップトラックに対する需要が拡大した。
ＳＵＶ「ＲＡＶ４」の販売台数は前年同期比４７．４％増の１２万４８２２台。ハイブリッド車、ＥＶ、水素燃料電池車を含む電動車の販売台数は約７４％増の２０万６８５０台となった。
フォード・モーターは週内に自動車販売台数を発表する予定。
ほか、マツダと三菱自動車工業の米販売台数は増加したが、起亜は減少。現代自動車は第１・四半期の米販売台数が０．２％増加したと発表した。