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【株式市場】日経平均は321円高、反発だが後場は上値重く資源エネ高騰の副作用を懸念

発行済 2024-04-04 16:29
更新済 2024-04-04 16:35
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[日本インタビュ新聞社] - ◆日経平均は3万9773円14銭(321円29銭高)、TOPIXは2732.00ポイント(25.49ポイント高)、出来高概算(東証プライム)は19億8441万株

 4月4日(木)後場の東京株式市場は、INPEX<1605>(東証プライム)や東京電力HD<9501>(東証プライム)が14時にかけて一段ジリ高など、引き続き資源・エネルギー株や非鉄株が活況となった。14時半前に構造改革を発表したコニカミノルタ<4902>(東証プライム)は急伸など材料株物色は旺盛。ただ、原油やLNG、食用油原料などの高騰が続けば一段の利上げを迫られる可能性があり、レーザーテック<6920>(東証プライム)は13時前から軟化など半導体関連株に値を消す銘柄が目立った。鉄鋼、不動産株なども上値が重い。日経平均は683円高で始まり、しばらく一進一退だったが、13時40分頃から値を消し始め、大引けは上げ幅300円台で前日比反発となった。

 後場は、ユニチカ<3103>(東証プライム)が一段と上げて始まりストップ高まで買われ、前場のハイエントロピー合金に関する発表を好感。ソシオネクスト<6526>(東証プライム)は半導体株がボケボケの中で大引けまでストップ高。平和堂<8276>(東証プライム)は13時半に発表した中期計画や資本と株価を意識した経営など好感され急伸。fonfun<2323>(東証スタンダード)は一段水準を上げて売買されノーコード業務アプリ開発SaaS事業の譲受に続いて開示した補足説明資料で期待再燃と反発幅拡大。クックパッド<2193>(東証スタンダード)も後場一段高となり発行株数の21%規模の自社株買いなどへの好感が根強い様子。28日新規上場のカウリス<153A>(東証グロース)も一段と上げストップ高。ペルセウスプロテオミクス<4882>(東証グロース)も一段と上げ3日開示の「ペルセウス通信」で富士フイルムによる株式売却の経緯が判明と買い増加。

 新規上場のアズパートナーズ<160A>(東証スタンダード)は10時39分に2923円(公開価格1920円の52%高)で初値をつけ、高値は前場の2947円。後場は売買交錯のあと値を消し始め、大引けは本日のストップ安となる2423円(同26%高だった。

 東証プライム市場の出来高概算は19億8441万株(前引けは9億5649万株)、売買代金は4兆7964億円(同2兆3491億円)。プライム上場1652銘柄のうち、値上がり銘柄数は1010(前引けは1198)銘柄、値下がり銘柄数は575(同406)銘柄。

 東証33業種別指数は29業種(前引けは30業種)が値上がりし、値上がり率上位は、電力ガス、非鉄金属、鉱業、保険、金属製品、証券商品先物、銀行、ガラス土石、海運、精密機器、化学、卸売り、などとなった。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・Media-IR 株式投資情報編集部)

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