[東京 19日 ロイター] - 日経平均は下げ幅を拡大し、心理的節目の3万7000円を割り込んだ。足元は前営業日比1100円超安の3万6900円前半を推移している。市場では米連邦準備理事会(FRB)当局者のタカ派発言を受けて利下げ観測が後退しており、ハイテク株などに売りが出ている。時間外取引での米株先物3指数やアジア株も総じて軟調で、世界的にリスク回避の動きが加速している。
主力株では半導体関連株が大幅安で、東京エレクトロンは7%超安で1銘柄で日経平均を約250円押し下げる格好となっている。そのほか、アドバンテスト、信越化学工業、レーザーテック、ディスコも4─7%超安。ソフトバンクグループも3%超安とさえない。
東証株価指数(TOPIX)は2%超安で2620ポイント台。東証33業種では機会、電気機器、精密機器、金属製品、サービス、輸送用機器など31業種が値上がりとなっており、ほぼ全面安の展開。鉱業は値上がりとなっている。