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ボーイング、7四半期ぶり減収 737事故の影響重し 赤字は縮小

発行済 2024-04-25 02:56
更新済 2024-04-25 03:00
© Reuters. 米航空機大手ボーイングが24日発表した第1・四半期決算は、7四半期ぶりの減収となった。2019年8月撮影(2024年 ロイター/Brendan McDermid)

[24日 ロイター] - 米航空機大手ボーイングが24日発表した第1・四半期決算は、7四半期ぶりの減収となった。純損益も赤字となった。ただ、いずれも市場予想は上回った。

売上高は165億7000万ドルと、前年同期の179億2000万ドルから減少。ただ、市場予想の162億3000万ドルは上回った。1月にアラスカ航空が運航していた「737MAX9」の側壁が吹き飛ぶ事故を受け、生産が急減。アナリストはこれを踏まえ、見通しを下方修正していた。

調整後1株当たり損失は1.13ドル。ただ、赤字幅は縮小し、市場予想の1.76ドルほどは膨らまなかった。

キャッシュバーン(現金燃焼)は39億3000万ドルで、市場予想の44億9000万ドルより小幅にとどまった。

1月の事故を受け、737MAXの生産は急減。第1・四半期の「737」納入は67機と、前年から41%減少した。

ボーイング機の安全性への信頼が揺らぐ中、デイブ・カルフーン最高経営責任者(CEO)は年末に退任する。ボーイングは次期CEOをまだ指名していないものの、カルフーン氏はCNBCに対し、民間機部門のトップを務めるステファニー・ポープ氏がボーイングを率いる手腕を持っているという考えを示した。

決算を受け、ボーイングの株価は一時約4%上昇。ただ、その後は下げに転じた。年初以降は約35%値下がりしている。

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