[ニューヨーク 29日 ロイター] - (カッコ内は前営業日比) ダウ工業株30種(ドル) .DJI 終値 17755.80(‐23.72) 前営業日終値 17779.52(+198.09)
ナスダック総合 .IXIC 終値 5074.27(‐21.42) 前営業日終値 5095.69(+65.54)
S&P総合500種 .SPX 終値 2089.41(‐0.94) 前営業日終値 2090.35(+24.46)
29日の米国株式市場は、12月利上げの可能性が織り込まれるなか、小反落となっ た。ハイテク企業決算の一角が失望を誘う内容となったことも重しとなった。
ダウ工業株30種 .DJI は23.72ドル(0.13%)安の1万7755.80ド ル。 ナスダック総合指数 .IXIC は21.42ポイント(0.42%)安の5074.2 7。 S&P総合500種 .SPX は0.94ポイント(0.04%)安の2089.41。
前日は、米連邦準備理事会(FRB)が連邦公開市場委員会(FOMC)で事実上の ゼロ金利政策を据え置くとともに、声明で海外の経済成長に関する懸念を後退させ、米労 働市場の回復に自信を示したことから、株価が大幅に上昇していた。それを受けてこの日 は騰勢一服となった。
金利上昇局面で売られがちな公益株は全般に低調で、S&P公益株指数 .SPLRCU は 0.6%安と、セクター別で最大の下げ幅となった。 個別銘柄では、製薬大手ファイザー PFE.N と合併について協議中であることを明ら かにした同業アラガン AGN.N が6%上昇。ファイザーは1.9%下げた。 業績見通しが予想を下回ったネットワーク機器のF5ネットワークス FFIV.O は9. 3%下落し、S&Pハイテク株指数 .SPLRCT で最大の下落率となった。 ウエアラブルカメラ製造のゴープロ GPRO.O は15.2%急落。前日引け後に発表し た四半期決算で売上高と利益がいずれも市場予想を下回ったことが嫌気された。