(内容を追加しました) [ニューヨーク 1日 ロイター] - (カッコ内は前営業日比) ダウ工業株30種(ドル) .DJI 終値 17888.35(+168.43) 前営業日終値 17719.92(‐78.57) ナスダック総合 .IXIC 終値 5156.31(+47.64) 前営業日終値 5108.67(‐18.86) S&P総合500種 .SPX 終値 2102.63(+22.22) 前営業日終値 2080.41(‐9.70)
1日の米国株式市場は反発。ダウ平均は168ドル値上がりした。自動車株や消費関 連株が買われた。 11月の新車販売は好調な結果となり、通年で過去最高になる見通し。フォード・モ ーター F.N は1.6%、ゼネラル・モーターズ(GM) GM.N は0.2%上昇した。 消費関連ではインターネット通販大手アマゾン・ドット・コム AMZN.O が2.1%値 上がりした。 ラザード・キャピタル・マーケッツのアート・ホーガン首席市場ストラテジストは「 実店舗における消費があまり増えていない点はあるが、消費は依然として状態を保ってい るという印象を受ける。サイバーマンデーの結果はサイバーフライデーに比べて明らかに 前向きだ。クリスマスは中止になっておらず、そのことが今日の株式に反映された」と話 している。
ダウ工業株30種 .DJI は168.43ドル(0.95%)高の1万7888.35 ドル。 ナスダック総合指数 .IXIC は47.64ポイント(0.93%)高の5156.3 1。 S&P総合500種 .SPX は22.22ポイント(1.07%)高の2102.63 。
ただ、米供給管理協会(ISM)がこの日発表した11月の製造業景気指数は48. 6となり、2012年11月以来初めて景況拡大と悪化の節目となる50を割り込んだ。
投資家は、米連邦準備理事会(FRB)がほぼ10年ぶりに利上げを行う根拠となる ような、景気の健全性を示す手掛かりとなる経済指標に注目している。 鍵を握る指標は4日に発表される11月の雇用統計で、非農業部門の就業者数は20 万人増と予想されている。アナリストは強めの結果が出た場合、月内の利上げは事実上、 約束されたものになると指摘する。 また、投資家は3日の欧州中央銀行(ECB)理事会待ちの姿勢をとっている。EC Bは1兆ユーロ規模の債券買い入れプログラムの拡大に踏み切ると広く予想されている。 騰落銘柄数はニューヨーク証券取引所が上げ2183で下げ899(比率は2.43 対1)、ナスダックは上げ1629で下げ1185(1.37対1)だった。 トムソン・ロイターのデータによると、米取引所の合計出来高は約69億株で、過去 20営業日平均の68億株をわずかに上回った。