日経平均は大幅に3日続落。
9日の米国株式市場では寄り付き後から買いが広がったものの、午後になって原油相場が下落に転じ、NYダウも終値で75ドル安となった。
為替相場は1ドル=121円台まで円高方向に振れており、こうした流れを受けて日経平均は231円安からスタートした。
大引け直前に19025.78円(前日比275.29円安)まで下落する場面があったが、大型株への押し目買いの動きもあり19000円台を維持した。
日中値幅は100円弱で、明日のSQ(特別清算指数)算出を控えこう着感の強い展開となった。
大引けの日経平均は前日比254.52円安の19046.55円となった。
東証1部の売買高は18億6561万株、売買代金は2兆1913億円だった。
業種別では、ゴム製品が2%超下げたほか、その他金融業、精密機械、小売業が下落率上位だった。
一方、上昇したのは鉱業、電気・ガス業など4業種のみだった。
個別では、トヨタ自 (T:7203)、三菱UFJ (T:8306)、三井住友 (T:8316)、ソフトバンクグ (T:9984)、みずほ (T:8411)など売買代金上位は全般軟調。
ファーストリテ (T:9983)やファナック (T:6954)が2%を超える下げで指数を下押しした。
また、浜ゴム (T:5101)が7%超の大幅下落となり、東亜ディーケー (T:6848)、東建コーポ (T:1766)などとともに東証1部下落率上位となった。
一方、東京海上 (T:8766)が切り返したほか、東芝 (T:6502)もプラスを確保した。
原油安や円高などを受けて電力株が買われ、北海電力 {{|0:}}は3%高に。
また、米社と創薬プログラムのライセンス契約を締結したキョーリンHD (T:4569)が10%を超える上昇となり、リニカル (T:2183)、TDCソフト (T:4687)などとともに東証1部上昇率上位となった。