[日本インタビュ新聞社] - ■第1四半期は投資など先行したが「下期以降に向け案件獲得は増加傾向」
C&R社(クリーク・アンド・リバー社)<4763>(東証プライム)は8月16日の後場、1461円(30円高)で始まり、5日続伸基調となっている。日経平均が過去最大の下げ幅を記録した8月5日には、全体の下げに巻き込まれるように一時1250円まで下押したが、その後は株価回復が好調。今期予想1株利益は140円93銭で、株価は直近もこの10倍(PER10倍)に過ぎず、東証プライム銘柄の平均PER15.03倍(日本経済新聞・投資指標より)との比較でも割安感が目立っている。
クリエイティブ分野(映画・TV番組・ゲーム・Web・広告・出版等の制作)の専門家を派遣するプロフェッショナル・エージェンシー事業やプロデュース(制作請負・アウトソーシング)事業、ライツマネジメント(知的財産管理)事業などを行う。7月に発表した第1四半期決算(2024年3~5月・連結)は売上高が前年同期比0.8%増加した一方、利益面では「過去最多の新卒採用等に伴い、当初より前年を下回る利益を計画」(決算説明資料より)とし、親会社株主に帰属する四半期純利益は同17.7%減となるなどで減益だった。ただ、「下期以降に向け、案件獲得は増加傾向」(同)とし、今2月期の連結業績予想は4月に開示した前回予想を継続した。売上高は前期比10.4%増、親会社株主に帰属する当期純利益は同16.6%増、1株利益は140円93銭。純利益の額は31億円で2期ぶりに最高を更新することになる。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)