日経平均は大幅反落。 8日の米国市場では、欧州株安や原油相場の下落が嫌気され、NYダウは一時400ドルを超える下落となった。
為替市場で円高が進んだこともあり、本日の日経平均は337円安からスタートした。
その後為替相場は1ドル＝114円台半ばまで円高に振れ、長期金利が一時マイナスまで低下するなど市場全体にリスク回避ムードが広がり、日経平均は下げ幅を広げる展開となった。
後場には一時16025.94円（前日比978.36円安）まで下落したが、16000円台は維持して本日の取引を終えた。
大引けの日経平均は前日比918.86円安の16085.44円となった。
東証1部の売買高は31億7335万株、売買代金は3兆556億円だった。
業種別では、全33業種がマイナスとなり、証券、銀行業、海運業が7％を超える下落となった。
値下がり寄与トップはファーストリテ (T:9983)となり、1銘柄で日経平均を約86円押し下げた。
値下がり寄与2位のソフトバンクG (T:9984)も40円近い押し下げ要因に。
日経平均構成銘柄の下落率トップはSUMCO (T:3436)で12.1％安。
高水準の信用買い残など需給懸念も株価の重しとなり、連日で取引時間中の昨年来安値を更新している。
なお、本日引け後には通期決算発表が予定されていた。
一方、前引け時点同様に、値上がりしたのは日製鋼 (T:5631)と東邦鉛 (T:5707)の2銘柄のみだった。
日製鋼は前日引け後、第3四半期決算発表とともに通期予想を上方修正している。
修正後通期予想が市場予想を上回る内容だったことが好感され、株価は一時392円まで上昇した。
東邦鉛は第3四半期決算とともに通期業績が赤字転落するとの見通しを発表しているが、本日は売り先行後に上昇へと転じた。
*15:00現在 日経平均株価 16085.44(-918.86) 値上がり銘柄数 2(寄与度+1.06) 値下がり銘柄数 223(寄与度-919.92) 変わらず銘柄数 0 ○値上がり上位銘柄 コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度 (T:5631) 日製鋼 385 19 +0.75 (T:5707) 東邦鉛 241 8 +0.31 ○値下がり上位銘柄 コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度 (T:9983) ファーストリテ 32870 -2200 -86.30 (T:9984) ソフトバンクG 4770 -334 -39.31 (T:9433) KDDI 3075 -125 -29.42 (T:6954) ファナック 15850 -530 -20.79 (T:6971) 京セラ 4432 -263 -20.63 (T:6367) ダイキン 7254 -454 -17.81 (T:6988) 日東電 5782 -425 -16.67 (T:7267) ホンダ 2918 -211 -16.55 (T:4324) 電通 5610 -420 -16.48 (T:4063) 信越化 5567 -415 -16.28 (T:8035) 東エレク 6438 -403 -15.81 (T:7203) トヨタ 6154 -401 -15.73 (T:4543) テルモ 3880 -200 -15.69 (T:9613) NTTデータ 5830 -390 -15.30 (T:4523) エーザイ 7512 -374 -14.67 (T:4507) 塩野義 4823 -367 -14.40 (T:9735) セコム 8047 -361 -14.16 (T:6762) TDK 5740 -360 -14.12 (T:4704) トレンド 4440 -345 -13.53 (T:7270) 富士重 3850 -338 -13.26