ニューヨーク証券取引所は本日、億万長者ビル・アックマンによる新ファンド、パーシング・スクエアUSAの上場が延期されたことを発表した。当初月曜に予定されていた新規株式公開（IPO）は、新たな日程が決まるのを待っている状態だが、その日程はまだ明らかにされていない。
延期にもかかわらず、アックマンの会社はIPOが前進していることを確認した。アックマンに近い関係者は、価格決定は来週末か再来週の初めに行われる可能性があると楽観的な見方を示した。
この延期は、アックマンが最近投資家に対して行った最新情報に続くもので、彼はファンド立ち上げのための追加資金を要求し、資金調達目標を引き下げたことを明らかにした。アックマンは当初、運用資産を倍増させる250億ドルを集めることを目指していたが、現在は上限を100億ドルに設定し、25億ドルから40億ドルの確保を見込んでいる。
修正された資金調達目標は、秘密保持を目的とした書簡で共有されたが、アックマンの弁護団は木曜日に証券取引委員会に提出した書類で公表せざるを得なくなった。
ソーシャルメディア・プラットフォーム「X」での積極的な活動で知られるアックマンは、大規模な年金基金と著名な投資信託の両方が新ファンドにコミットしていることを明らかにした。また、機関投資家だけでなく個人投資家も引き付けたいと考えている。
アックマンの既存のクローズドエンド型ファンドであるパーシング・スクエア・ホールディングスの1月以降のリターンは6.4％だ。過去20年間で、アックマンのヘッジファンドは年間16.5％のリターンをあげている。アックマンによれば、この期間にパーシング・スクエアUSAが運用されていれば、年間リターンは19.4％で、S&P500指数を毎年9.3％ポイント上回っていたという。アックマンの投資家向けビデオによれば、過去6年半のリターンは31％であった。
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