14日大引け時点の日経平均構成銘柄の騰落数は、値上がり219銘柄、値下がり4銘柄、変わらず2銘柄となった。 日経平均は大幅に3日続伸。
13日の米国市場では大手銀行の決算に加え、地区連銀経済報告（ベージュブック）において大半の地区で緩やかなペースで経済が拡大したことなどが好感され、NYダウは187ドル高となった。
為替相場も1ドル＝109円台まで円安方向に振れ、こうした流れを受けて日経平均は248円高からスタートすると、寄り付き後も上げ幅を拡大する展開となった。
後場に入り16900円台を回復すると、短期筋の利益確定売りで上げ渋る場面もあったが、大引けにかけて再び強含み本日の高値で取引を終えた。
大引けの日経平均は前日比529.83円高の16911.05円となった。
東証1部の売買高は25億0273万株、売買代金は2兆6689億円だった。
業種別では、全33業種がプラスとなり、保険業、鉄鋼、ガラス・土石製品、パルプ・紙、陸運業が上昇率上位だった。
値上がり寄与トップはファーストリテ (T:9983)、同2位はファナック (T:6954)となり、2銘柄で日経平均を約74円押し上げた。
ファナックは4.2％高で7日続伸。
この間の上げ幅は1885円となった。
日経平均構成銘柄の上昇率トップは神戸鋼 (T:5406)で8.3％高、同2位はガイシ (T:5333)で7.3％高だった。
鋼材市況の上昇期待で神戸鋼など鉄鋼株が強い動きとなった。
ガイシは25日線を上抜けリバウンド基調が強まったようだ。
一方、値下がりしたのはヤマハ (T:7951)など4銘柄にとどまった。
ヤマハは前日に新中期経営計画を発表しているが、買い先行後は材料出尽くし感が広がったようだ。
SUMCO (T:3436)は、一部証券会社による目標株価引き下げが観測されており4.2％安と下げが目立った。
東芝 (T:6502)は3月の戻り高値を更新する場面があり、上値追いの動きが一服した。
*15:00現在 日経平均株価 16911.05(+529.83) 値上がり銘柄数 219(寄与度+530.39) 値下がり銘柄数 4(寄与度-0.55) 変わらず銘柄数 2 ○値上がり上位銘柄 コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度 (T:9983) ファーストリテ 29800 1105 +43.34 (T:6954) ファナック 19005 770 +30.20 (T:9433) KDDI 3190 109 +25.65 (T:6971) 京セラ 5178 195 +15.30 (T:6367) ダイキン 8800 324 +12.71 (T:9984) ソフトバンクG 5974 96 +11.30 (T:4543) テルモ 4190 130 +10.20 (T:4324) 電通 5770 260 +10.20 (T:4503) アステラス薬 1527 46 +9.02 (T:6988) 日東電 6376 229 +8.98 (T:9735) セコム 8339 216 +8.47 (T:4523) エーザイ 7128 211 +8.28 (T:4502) 武田 5420 187 +7.33 (T:7203) トヨタ 5806 183 +7.18 (T:4704) トレンド 4225 180 +7.06 (T:4519) 中外薬 3610 160 +6.28 (T:8801) 三井不 2782 153.5 +6.02 (T:6762) TDK 6300 150 +5.88 (T:7751) キヤノン 3325 98 +5.77 (T:5333) ガイシ 2151 147 +5.77 ○値下がり上位銘柄 コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度 (T:7951) ヤマハ 3305 -10 -0.39 (T:3436) SUMCO 691 -30 -0.12 (T:3101) 東洋紡 196 -1 -0.04 (T:6502) 東芝 229.4 -0.1 -0.00