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サンワテクノス Research Memo(7):DOE4.0%以上を目標に配当を実施

発行済 2024-12-24 15:07
更新済 2024-12-24 15:15
© Reuters.
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*15:07JST サンワテクノス Research Memo(7):DOE4.0%以上を目標に配当を実施 ■株主還元策

サンワテクノス (TYO:8137)はPBR1.0倍超の早期実現を目指す施策の1つとして、株主還元策の充実を打ち出している。
配当方針としては、2025年3月期よりDOE4.0%を目標に継続的かつ安定的な配当を行う方針とした。
さらに、2025年3月期は設立75周年の記念配当10.0円を実施することを決定し、普通配当金と併せて120.0円(DOE4.4%)の配当を行うこととし、前期からは25.0円の増配となる予定だ。


株主優待については、毎年3月末時点で100株以上保有する株主に対して、保有株数・期間に応じてQUOカードを贈呈する。
100~500株未満で保有2年未満の株主に対しては1,000円相当、保有2年以上の株主に対しては長期保有優待※(1,000円相当)を上乗せし2,000円相当のQUOカードを贈呈する(500株以上保有する株主に対してはそれぞれ2,000円相当、または3,000円相当のQUOカードを贈呈)。
配当金と株主優待を合わせた投資利回りを11月15日の株価(2,180円)で試算すると、100株保有株主の場合で約6%の利回りとなり、インカムゲインを目的とした投資先としては魅力的な水準と言えるだろう。


※ 毎年3月末、9月末を基準日とし、株主名簿に同一株主番号で5回以上連続して記載または記録されていることが条件となる。
2023年3月末から連続して保有する株主については初回から長期保有優待の権利が発生する。


同社はPBR1.0倍超の早期実現を目指しているが、2024年10月末の1株当たり純資産3,267円に対してPBRは0.66倍に留まっている。
2020年3月期末は0.4倍台であったが、その後ROEの向上や株主還元の充実によって徐々に水準を切り上げてきた。
このため、今後もROEの維持向上と積極的な株主還元、認知度向上のためのIR・SR活動を継続することで、PBR1.0倍超の水準の達成は可能であると弊社では考えている。


(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)

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