(TYO:7730) マニー 1605 -275急落。
前日に第1四半期の決算を発表している。
営業利益は21.1億円で前年同期比5.2%減となり、10四半期ぶりの減益に転じている。
通期予想は89億円で前期比6.1%
増、コンセンサスは同水準を上回っており、減益スタートにネガティブな反応が強まっているもよう。
デジタル製品の中国販売が低調であったようだ。
なお、本日決算説明会も開催されているもよう。
(TYO:9107) 川崎船 2121 -130.5大幅反落。
本日は同社のほか、日本郵船や商船三井など海運大手がそろって安い。
国際港湾労働組合と米国海事同盟は、6年間の新基本契約に関する暫定合意を発表している。
これにより、1月15日からのストライキは回避される状況となっている。
足もとではストライキの実施、それに伴うコンテナ運賃の上昇などが思惑視されてきていたため、こうした過度な期待感の反動が強まる形になっているもよう。
(TYO:7581) サイゼリヤ 4970 -390大幅続落。
前日に第1四半期の決算を発表、営業利益は39億円で前年同期比13.3%増となり、ほぼ市場予想通りの着地となっている。
ただ、国内販売の好調などは月次動向などから織り込まれており、総じてサプライズは乏しいとのっ評価になっているもよう。
コメ価格上昇などによる粗利率の悪化、中国既存店販売の苦戦などがやや業績の抑制要因に。
好決算期待の高い銘柄であるため、出尽くし感が優勢になっているとみられる。
(TYO:3687) Fスターズ 1814 -305急落。
量子コンピューター関連として直近で急騰していたが、本日はNFHD、日本ラッド、ユビキタスAI、セックなど他の関連銘柄とともに、きつい下げとなっている。
米エヌビディアのCEOが、量子コンピューターの実用化はまだ先だと発言したことで、早期の業績寄与に対する期待感が後退のもよう。
前日の米国市場でも同関連銘柄の一角が急落する展開になっている。
(TYO:3656) KLab 139 -29大幅安。
前日に24年12月期の業績予想を下方修正、営業損益は従来の12.2億円の赤字から14億円の赤字に、投資有価証券評価損の計上などで最終損益は18.2億円の赤字から28億円の赤字にそれぞれ引き下げている。
また、マッコーリーに対する第三者割当による新株予約権の発行も発表。
約18.5億円の資金を調達して開発費などに充当するが、希薄化は最大で24.6%の水準に達するもよう。
(TYO:3141) ウエルシアHD 2105.5 +79.5大幅反発。
前日に第3四半期の決算を発表、9-11月期営業利益は40億円で前年同期比37.6%減、会社計画や市場予想も小幅に下回ったとみられる。
ただ、背景となる売上未達は月次動向などから想定線とも捉えられ、一方で販管費などは想定以上に抑制されているもよう。
株価の長期低迷も続いていた中、目先のあく抜け感が先行する形に。
また、足元でのインフルエンザの流行などを思惑視する動きもあるもよう。
(TYO:8016) オンワードHD 602 +23大幅反発。
前日に発表した12月の月次動向が材料視されているもよう。
既存店売上高は前年同月比7.9%増、2カ月連続のプラス成長となっている。
店舗売上が同7.1%
増となったほか、Eコマース売上も同9.5%増に。
気温低下なども背景に、防寒アウターやニットを中心に売上が伸長。
ウィゴーの連結化で全店売上は同36.7%増と増収率が拡大。
なお、本日第3四半期の決算発表を予定している。
(TYO:3186) ネクステージ 1513 +97大幅反発。
モルガン・スタンレーMUFG証券では投資判断「オーバーウェイト」継続で、目標株価を2200円から2300円に引き上げた。
営業インセンティブ廃止による業績低迷からは底打ちが確認されたとしているほか、営業インセンティブ一部復活により今期からは本格的な業績改善が期待できるとしている。
25年11月期営業利益は147億円から160億円に上方修正、会社計画150億円を上回る水準を予想している。
(TYO:3612) ワールド 2605 +151大幅反発。
前日に第3四半期決算を発表、累計営業益は143億円で前期第3四半期(4-12月期)累計比3.3%減となった。
上半期は前期上半期(4-9月期)比34.4%増であり、減益に転じる格好だが、今期は年間で最大の12月売上が計上されておらず、その影響が強い。
通期予想は従来の155億円から165億円に上方修正した。
また、年間配当金も従来計画の75円から80円、前期(11月決算)比24円の増配に。
(TYO:2792) ハニーズHD 1712 +97大幅反発。
前日に上半期決算を発表、営業利益は33億円で前年同期比8.4%減となったが、従来計画通りの着地。
第1四半期は12.3億円で同23.3%減だったことから、減益率は大幅に縮小。
9-11月期は同3.7%の増益に転じた。
通期予想の74億円、前期比6.2%増は据え置き、9-11月期の増益転換によって、過度な下振れ懸念は後退したようだ。
なお、通期予想は売上高のみ小幅に上方修正した。