© Reuters. 英EU離脱ならHSBCに深刻なマイナス影響=CLSA
CLSAアジアパシフィック・マーケッツは最新リポートで、英国が欧州連合(EU)から離脱した場合、HSBC(5/HK)に深刻なマイナス影響を及ぼすとの見方を示した。
HSBCが資産の37%、収入の25%を英国に依存している点に言及した上で、英国のEU離脱により、HSBCはROE低下と減配を強いられると分析。
EU離脱の是非を問う国民投票は6月23日に実施されるが、その結果が今後の不安材料になるとして、HSBCの投資判断を「アンダーパフォーム」に据え置いた。
目標株価は48.30香港ドル。
CLSAによれば、EU離脱が決まった場合、英国は経済面でさまざまなリスクに直面する見通し。
ポンド安やスタグフレーションを招く恐れがあるという。
英国は1975年にも、EUの前身となる欧州共同体(EC)からの離脱を問う国民投票を実施したことがある。
当時の残留派は全体の67%だったが、CLSAの調査によると、今回の残留派はこれを下回る比率にとどまっている。
HSBCは英系の大手金融グループ。
香港の有力銀行、恒生銀行も1965年以来傘下に置く。
グローバル展開が最大の特徴。
発祥の地である香港のほか、世界71カ国・地域の約6000拠点で顧客4700万件を擁する。
従業員は26万4000人(15年末)。
【亜州IR】
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