🤑 これ以上お求めやすくはなりません。この60%引きのブラックフライデーセールをどうぞお見逃しなく…特別セールを請求する

金融システム、不均衡・脆弱性ないか監視必要=氷見野日銀副総裁候補

発行済 2023-02-24 13:28
更新済 2023-02-24 15:09
© Reuters.  2月24日、日銀副総裁候補の氷見野良三前金融庁長官(写真)は、衆院議院運営委員会で、金融システムについて現時点で懸念がある状況ではないが「不均衡やぜい弱性が潜んでいない

[東京 24日 ロイター] - 日銀副総裁候補の氷見野良三前金融庁長官は24日、衆院議院運営委員会で、金融システムについて現時点で懸念がある状況ではないが「不均衡や脆弱性が潜んでいないか注意深くモニタリングしていく必要がある」と述べた。一方、海外経済の不確定性は非常に大きいとし、金融緩和を続けていくことが適切だと語った。

日銀のETF買い入れについて「株式市場の在り方に大きな影響があるのは事実」と認めた。そのうえで「緩和に必要ならば続けるが、副作用を小さくする実施の在り方が必要」と指摘した。

氷見野氏は「経済・物価の状況に加え金融仲介機能や緩和の副作用についても、注意深く見ていく必要がある」と話した。

2020年の新型コロナ感染拡大後、金融市場でのシステミックリスクの可能性を「FRB(米連邦準備理事会)などが力づくで抑え込んだものの、(米投資会社)アルケゴス破綻など潜んでいた脆弱性が表面化した」と指摘。「金融システムの脆弱性は注意深くモニターすることが必要」と強調した。

金融機関経営については、長期的には賃金上昇を伴う物価目標の持続的・安定的達成が一番重要になると述べた。

地域金融機関の再編は、経営力強化の「有力なオプションのひとつだが、ほかにも選択肢があり、当局側が用意する必要がある」とも述べた。

政府・日銀の共同声明については「直ちに変えていかなければならない印象を受けた箇所はない」とした。

日本経済の現状について「企業・家計がともに貯蓄主体になっている」と表現し、「企業が投資主体となり、金利が跳ねたりせずに徐々に財政(支出)を引いていく(縮小する)ことは可能」との展望を示した。

© Reuters.  2月24日、日銀副総裁候補の氷見野良三前金融庁長官(写真)は、衆院議院運営委員会で、金融システムについて現時点で懸念がある状況ではないが「不均衡やぜい弱性が潜んでいないか注意深くモニタリングしていく必要がある」と述べた。写真は都内で撮影(2023年 ロイター/Issei Kato)

自身が副総裁候補に選ばれた理由について「たまたま組み合わせにうまくはまったため」と指摘した。

副総裁就任後の抱負を求められると「(自身が)公務員になって以来下がり続けてきた日本の相対的な地位が5年後には反転しているように全力を尽くしたい」と述べた。

(和田崇彦、竹本能文)

最新のコメント

当社アプリをインストール
リスク開示書: 金融商品や仮想通貨の取引は投資金額を失う高いリスクがあります。仮想通貨の価格は非常にボラティリティーが高く、金融、規制、政治など、外的な要因に影響を受けることがあります。また信用取引はリスクが高いことを十分に理解してください。
金融商品または仮想通貨の取引をする前に、金融市場での取引に関わるリスクやコストについて十分に理解し、専門家の助言を求めたり、ご自身の投資目的や経験値、リスク選好等を注意深く検討することを推奨いたします。
Fusion Media によるこのウェブサイトのデータが、必ずしもリアルタイムおよび正確ではないということをご了承ください。またデータや価格が、必ずしも市場や取引所からではなく、マーケットメーカーにより提供されている場合があります。その為、価格は気配値であり、実際の市場価格とは異なる可能性があります。Fusion Media および当ウェブサイトへのデータの提供者は、当ウェブサイトに含まれる情報を利用したすべての損失に対して一切の責任を負わないものとします。
Fusion Media およびデータ提供者による事前の書面の許可なしに、当ウェブサイト上のデータを使用、保存、複製、表示、変更、送信、配信することを禁じます。すべての知的財産権は当ウェブサイト上のデータの提供者、または取引所が有します。
Fusion Media は当ウェブサイトに表示される広告により報酬を得ることがあります。
上記内容は英語版を翻訳したものであり、英語版と日本語版の間に不一致がある時は英語版が優先されます。
© 2007-2024 - Fusion Media Limited. 無断複写・転載を禁じます