(カッコ内は前営業日比)
ダウ工業株30種(ドル)<.DJI>
終値 10927.07(+70.44)
前営業日終値 10856.63(‐50.79)
ナスダック総合<.IXIC>
終値 2402.58(+ 4.62)
前営業日終値 2397.96(‐12.73)
S&P総合500種<.SPX>
終値 1178.10(+ 8.67)
前営業日終値 1169.43(‐ 3.84)
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[ニューヨーク 1日 ロイター] 1日の米株式相場は反発して引けた。この日発表
された経済指標が堅調だったことで、景気回復が軌道に乗っているとの安心感が市場に広
がった。
ただ、カナダの携帯情報端末(PDA)大手リサーチ・イン・モーション(RIM)
ク総合指数の足を引っ張った。
ダウ工業株30種<.DJI>は70.44ドル(0.65%)高の1万0927.07ドル。
ナスダック総合指数<.IXIC>は4.62ポイント(0.19%)高の2402.58。
S&P総合500種<.SPX>は8.67ポイント(0.74%)高の1178.10。
3月の米雇用統計発表を2日に控えた警戒感から上値は重かった。米株市場は雇用統計
が発表される2日、グッドフライデーの祝日で休場となる。一部の投資家はイースター休
暇を控え、利食い売りに動いた。
米供給管理協会(ISM)が1日発表した3月の製造業景気指数は59.6と、前月の
56.5から上昇し、2004年7月以来約5年ぶりの高水準となった。また、米労働省
が発表した3月27日終了週の新規失業保険週間申請件数は43万9000件と前週から
6000件減少し、予想とほぼ一致した。基調的なトレンドの目安となる4週間移動平均
ベースでは1年半ぶりの低水準となり、労働市場の回復が近いとの見方が強まった。
中国など海外の製造業関連データも強い内容となり、地合いを押し上げた。
シェファーズ・インベストメント・リサーチのシニア・テクニカルストラテジスト、ラ
イアン・デトリック氏は「われわれの見解では、経済は大方の予想よりもかなり力強く回
復している。製造業に関しては特に、予想がやや低い水準になっているようだ」と指摘し
た。
この日の指標で世界的な商品需要の改善が示されたことから、エネルギー・素材・製造
株がダウとS&Pの上げを主導した。S&P素材株指数<.GSPM>は1.8%高。アルミニ
ウム大手アルコア
なった。
一方、RIMは7.4%急落してナスダックを圧迫した。
原油価格の上昇を背景に石油大手エクソンモービル
このほか商品関連株では、金先物の上昇を背景に金鉱山会社のニューモント・マイニン
グ
ハイテク株はRIMに連れ安となり、シスコシステムズ
ただ、アップル
に0.4%上昇し、終値ベースで過去最高値となる235.97ドルをつけた。
ロイター調査によると、2日発表の3月米雇用統計では、非農業部門雇用者数が19万
人増加すると予想されている。
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