[ニューヨーク 22日 ロイター] - 新型コロナウイルス感染拡大のホットスポットになっていたニューヨーク市は22日、経済活動再開の第2段階に移行し、レストランやバーが屋外でのサービスを開始したほか、美容院などが3月中旬以来初めて営業を再開した。
ニュージャージー州でも美容院やネイルサロンなどが営業を再開。ゴルフやテニスなどのスポーツも再開が許可された。
ニューヨーク州とニュージャージー州では新型ウイルス検査の陽性率が1─2%と、これまでで最低水準となっている。一方、南部と南西部では一部の州で陽性率が10%を超えるなど、感染拡大はなお収束していない。
世界保健機関(WHO)は、5%以上の陽性率は特に懸念すべき水準だとしている。ジョンズ・ホプキンスのデータによると、ここ1週間、多くの州では陽性率がその水準を上回り、上昇し続けている。
同大学によると、アリゾナ州では陽性率が20%、フロリダ州とユタ州では11%、テキサス州で10%となっている。テキサス州では、1日当たりの感染者が約5000人と、過去最高を記録した。これらの州では入院率も上昇している。
先週はアリゾナ州、カリフォルニア州、フロリダ州、テキサス州で新規感染件数が過去最悪の水準を記録。アラバマ州、ジョージア州、ネバダ州、オクラホマ州、オレゴン州、サウスカロライナ州、ユタ州、ワイオミング州でも新規感染件数は急増している。
*内容を追加しました。