金価格が一段と上昇する可能性が高まっている。
一部では、英国の欧州連合(EU)離脱の不確定性が高まっているなか、金価格が1オンス当たりさらに200米ドル(約2万1600円)上昇するとの見方は出ている。
英国のEU離脱の不確定性が高まっていることに伴い、外国為替市場では英ポンドが急落。
安全資産として金を購入する投資家が急増していると報告されている。
また、今年に入ってから英国による合意なき欧州連合(EU)離脱が報道されるたびに金価格が必ず上昇するという統計も出ている。
多くの投資家は、ポンド下落のヘッジ手段として金を購入していると分析されている。
中国の専門家は、英国のEU離脱について、予定より3-6カ月遅れる可能性があるとの見方を示した。
また、ジョンソン英首相は予測不能で無秩序な人だと指摘され、10月17日での離脱合意が達成される見込みが低い上、10月31日に離脱を強行する可能性が低いと予測されている。
ただ、向こう3-6カ月は英国がEUと別の離脱協議を達成する可能性があるとの見方が広がっている。
また、投資家らは合意に至らない場合の英国ポンドが受ける悪影響などを予測し、追加で金を購入するとみられている。