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キャリアリンク Research Memo(4):財務の健全性は維持、収益性も回復に向かう

発行済 2019-06-07 15:04
更新済 2019-06-07 15:21
© Reuters.  キャリアリンク Research Memo(4):財務の健全性は維持、収益性も回復に向かう
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■キャリアリンク (T:6070)の財務状況と経営指標2019年2月期末の財務状況を見ると、総資産は前期末比153百万円増加の5,917百万円となった。

主な変動要因を見ると、流動資産は現金及び預金が400百万円減少した一方で、受取手形及び売掛金が409百万円、その他の流動資産が102百万円それぞれ増加した。

また、固定資産は有形固定資産が16百万円、無形固定資産が23百万円減少し、投資有価証券が93百万円増加した。

負債合計は前期末比133百万円増加の2,512百万円となった。

有利子負債が171百万円減少した一方で、未払金が247百万円、未払費用や未払消費税等を含むその他の流動負債が28百万円増加した。

また、純資産合計は同19百万円増加の3,404百万円となった。

配当金の支払額123百万円、自己株式の増加で34百万円が減少要因となったものの、親会社株主に帰属する当期純利益170百万円を計上し、若干ながら増加基調を維持した。

経営指標を見ると、自己資本比率は56.5%と前期末比で1.6ポイント低下したものの、有利子負債の削減に伴い有利子負債比率は前期末の29.0%から23.9%に改善しており、全体的に見れば財務の健全性は保たれていると判断される。

一方、収益性についてはROA、ROE、売上高営業利益率ともに前期比で低下傾向が続いた。

BPO関連事業部門における好採算案件の売上減少や、収益性の低いJBSを子会社化したことが要因だ。

ただ、四半期別の売上高営業利益率で見ると、2019年2月期第4四半期は3.0%まで回復しており、当面の底は脱したものと思われる。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)

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