ブライトパス・バイオ (T:4594)は15日、がんを攻撃するための免疫反応を強く誘導するネオアンチゲンを用いた「完全個別化がん免疫療法」の創出を目指して、三重大学に産学官連携講座「個別化がん免疫治療学」を設置し、ネオアンチゲン決定技術基盤とそれを用いた治療手段に関する共同研究を、3月1日から開始すると発表した。
本講座で目指すのは、患者ごとに異なるネオアンチゲンを、一人ひとりに合わせてがん免疫療法として用いる完全個別対応型がん治療薬の創製。
具体的には、がん組織を精密に遺伝子解析する遺伝子変異の特定法と、その遺伝子変異を含み、がんを攻撃する免疫反応を強く誘導するエピトープ(がん細胞の特徴の一部分)の決定法を確立する。
今回の同社の共同研究の発表は、昨年10月の国立がん研究センターとの共同研究、今年1月の東京大学・神奈川県立がんセンターとの共同研究に続き、完全個別化がん免疫療法の研究に関する第3弾となる。
新設される産学官連携講座は、長年国内のがんペプチドワクチンやT細胞療法の研究を主導してきたがん免疫療法の第一人者、三重大学 珠玖 洋(しく ひろし)教授が主導する。
ブライトパス・バイオは、国内及び米国で2つのがんペプチドワクチン(国内:テーラーメイド投与法を採用した後期臨床試験、米国:免疫チェックポイント阻害剤との併用早期臨床試験)の臨床試験を進める創薬ベンチャー。
近年の世界的ながん免疫療法の盛り上がりに対し、同分野への統合的なアプローチを進める。
本講座で目指すのは、患者ごとに異なるネオアンチゲンを、一人ひとりに合わせてがん免疫療法として用いる完全個別対応型がん治療薬の創製。
具体的には、がん組織を精密に遺伝子解析する遺伝子変異の特定法と、その遺伝子変異を含み、がんを攻撃する免疫反応を強く誘導するエピトープ(がん細胞の特徴の一部分)の決定法を確立する。
今回の同社の共同研究の発表は、昨年10月の国立がん研究センターとの共同研究、今年1月の東京大学・神奈川県立がんセンターとの共同研究に続き、完全個別化がん免疫療法の研究に関する第3弾となる。
新設される産学官連携講座は、長年国内のがんペプチドワクチンやT細胞療法の研究を主導してきたがん免疫療法の第一人者、三重大学 珠玖 洋(しく ひろし)教授が主導する。
ブライトパス・バイオは、国内及び米国で2つのがんペプチドワクチン(国内:テーラーメイド投与法を採用した後期臨床試験、米国:免疫チェックポイント阻害剤との併用早期臨床試験)の臨床試験を進める創薬ベンチャー。
近年の世界的ながん免疫療法の盛り上がりに対し、同分野への統合的なアプローチを進める。