[ドバイ 23日 ロイター] - ロシアのラブロフ外相は23日、イランの首都テヘランで同国のアブドラヒアン外相と会談し、核合意復活を全面的に支持する意向を示した。
アブドラヒアン外相は会談後の共同記者会見で、核合意の復活にはイランに対する全ての制裁を解除することが必要と改めて主張。1年以上前に始まった交渉が停滞している責任は米国にあるなどと強調した。
「われわれは譲歩することなく、合意を完全に復活させることを目指している」と述べた。その上で、交渉の継続を希望しているとし、協議を最終段階に進ませるのに協力するよう米側に呼びかけた。
イランとバイデン米政権による核合意復活に向けた間接的な協議は、イスラム革命防衛隊をテロ組織リストから削除するようイランが要求したことなどにより、3月以降事実上停止されている。