[ブダペスト 6日 ロイター] - ハンガリーのオルバン首相は6日、ロシアのプーチン大統領と電話会談し、ウクライナでの即時停戦を促したことを明らかにした。
ハンガリーで、ウクライナ大統領、フランス大統領、ドイツ首相と会談するようプーチン氏に提案したとし、和平交渉には時間がかかるため、会談では即時停戦に焦点を当てるべきだと指摘。
記者会見で、「プーチン大統領に即時停戦を発表するよう提案した。反応はポジティブだったが、プーチン氏はそれには条件があると述べた」と明かし、「私には条件の交渉はできない。それをするのはプーチン氏とウクライナの大統領であるべきだ」と語った。
オルバン氏はロシアのウクライナ侵攻を改めて非難したが、これまでのところ、プーチン氏に対する批判は差し控えている。
「これはロシアが始めた戦争だ。ウクライナへの攻撃で侵略だ。これが欧州連合(EU)の共通の立場でハンガリーはそれを共有している」と述べた。
ただ、ハンガリーはEUによるロシアの石油・ガス部門への制裁などには反対の立場を取っている。