🏃 ブラックフライデーセールを早く利用して、最大55%引きでInvestingProを今すぐ!特別セールを請求する

アップル、バックアップ暗号化計画断念 FBIに配慮=関係筋

発行済 2020-01-22 01:54
更新済 2020-01-22 01:56
アップル、バックアップ暗号化計画断念 FBIに配慮=関係筋
AAPL
-

[サンフランシスコ 21日 ロイター] - 米アップル (O:AAPL)がストレージサービス「iCloud(アイクラウド)」を通じiPhoneのバックアップを完全に暗号化する計画を断念していたと、関係筋6人がロイターに明らかにした。

犯罪捜査に妨げになるという米連邦捜査局(FBI)の苦情に配慮した決定だという。

関係筋によると、アップルは約2年前、エンドツーエンドのデータ暗号化サービスを計画しているとFBIに伝えた。ハッカー攻撃の阻止が主要目的だったが、アップルが暗号化されたデータにアクセスするキーを持たないことで捜査当局に証拠の提出ができなくなるため、FBI側から反対の声が上がった。

アップルはその後、計画を断念する方針をFBIに伝えたが、公には報じられていなかった。

一方、元アップル社員によると、ユーザーがロックアウトされるケース頻発への懸念など、他の理由もバックアップ暗号化計画の撤回につながった可能性があるとみられている。

このところ、ハイテク大手による顧客の情報保護と捜査当局による新技術への懸念が表面化している。

昨年12月にフロリダ州米海軍基地で発生した発砲事件を受け、バー司法長官はアップルに対し実行犯が所持していたiPhoneのロックを解除し捜査に協力しするよう求めた。トランプ大統領もアップルが捜査に協力しないと批判。「われわれは貿易やその他多くのことで常にアップルを支援しているが、アップルは殺人犯やドラッグディーラー、他の暴力的犯罪要素のある事案に使われた携帯電話の解除を拒んでいる」と不満を示した。

アップルはその後、クラウド上に保存されたバックアップを捜査当局に提出。また、特定の捜査とは関連なく、FBIに支援を提供したという。

アップルの広報は、バックアップ暗号化に関する扱いやFBIとの協議を巡るコメントを控えている。

最新のコメント

当社アプリをインストール
リスク開示書: 金融商品や仮想通貨の取引は投資金額を失う高いリスクがあります。仮想通貨の価格は非常にボラティリティーが高く、金融、規制、政治など、外的な要因に影響を受けることがあります。また信用取引はリスクが高いことを十分に理解してください。
金融商品または仮想通貨の取引をする前に、金融市場での取引に関わるリスクやコストについて十分に理解し、専門家の助言を求めたり、ご自身の投資目的や経験値、リスク選好等を注意深く検討することを推奨いたします。
Fusion Media によるこのウェブサイトのデータが、必ずしもリアルタイムおよび正確ではないということをご了承ください。またデータや価格が、必ずしも市場や取引所からではなく、マーケットメーカーにより提供されている場合があります。その為、価格は気配値であり、実際の市場価格とは異なる可能性があります。Fusion Media および当ウェブサイトへのデータの提供者は、当ウェブサイトに含まれる情報を利用したすべての損失に対して一切の責任を負わないものとします。
Fusion Media およびデータ提供者による事前の書面の許可なしに、当ウェブサイト上のデータを使用、保存、複製、表示、変更、送信、配信することを禁じます。すべての知的財産権は当ウェブサイト上のデータの提供者、または取引所が有します。
Fusion Media は当ウェブサイトに表示される広告により報酬を得ることがあります。
上記内容は英語版を翻訳したものであり、英語版と日本語版の間に不一致がある時は英語版が優先されます。
© 2007-2024 - Fusion Media Limited. 無断複写・転載を禁じます