[上海 19日 ロイター] - 中国国家市場監督管理総局(SAMR)は、米ネットワーク機器大手シスコシステムズによるアカシア・コミュニケーションズの買収を承認した。買収額は45億ドル。
シスコは通信機器分野の拡大を目指して2019年にアカシア買収を発表した。昨年7月時点では、中国の承認のみが得られていないとしていた。
SAMRは承認の条件として、両社が今後も中国での既存の契約を遂行し、「公正、妥当性、無差別の原則に従う」ことを挙げた。
SAMRは、多国籍企業の買収案件の承認について欧州委員会と同様の権限をもっている。過去には、他国で承認されている案件を認めなかったケースもある。