[19日 ロイター] - 米アルファベット傘下の動画投稿サイト、ユーチューブは19日、トランプ大統領のチャンネル停止措置を少なくとも1週間延長する方針を発表した。
同社は12日、トランプ氏の支持者による議会議事堂乱入を受け、同氏が暴力をあおる内容を禁止する規約に違反したとしてチャンネル配信を最低1週間停止するとしていた。
今回、政権交代を前に「暴力を巡る懸念が残っていることを踏まえ」、停止措置を延長するという。
トランプ氏は、バイデン次期大統領が就任する20日にホワイトハウスを去る予定だ。
トランプ氏は19日、ホワイトハウスのユーチューブチャンネルに投稿した動画で、言論が妨げられていると非難した。
トランプ氏のチャンネルに対するユーチューブの措置を巡っては、ツイッターが講じたような永久停止を求め、広告ボイコットを目指す動きなどがでている。フェイスブックも、トランプ氏のアカウントを無期限に停止している。
ただ、アルファベットのピチャイ最高経営責任者(CEO)は先週、ロイターに対し、トランプ氏のチャンネルを特別扱いせず、他のユーザーと同じように90日以内に3回の利用規約違反がない限りは永久停止しない方針を明らかにした。