[アムステルダム 20日 ロイター] - オランダの半導体製造装置メーカー、ASMLホールディングは20日、2020年第4・四半期決算の純利益は14億ユーロ(17億ドル)、売上高は43億ユーロと発表した。米中関係次第で21年の売上高予想を引き上げる可能性も示唆した。
前年同期は利益が11億3000万ユーロ、売上高が40億4000万ユーロだった。
リフィニティブによるアナリスト予想はそれぞれ10億0300万ユーロ、37億3000万ユーロ。
ピーター・ウェニンク最高経営責任者(CEO)は、中位の「ディープ・ウルトラバイオレット」リソグラフィシステムの販売増と既存システムのアップグレードが業績に寄与したと指摘した。
第1・四半期の売上高は40億ユーロと予想。
同社は昨年11月、21年の売上高は「2桁前半」の伸びになるとの見方を示していた。
ただダッセン最高財務責任者(CFO)は20日、この水準はおそらく低すぎると指摘。地政学的な制約や輸出規制が増えなければ上方修正されるとの見方を示した。
同社は米政府からの圧力に従い、最新や高性能の機器の中国企業向け販売が禁止されている。 OLJPTEC Reuters Japan Online Report Technology News 20210120T093927+0000