[25日 ロイター] - グーグルの従業員が世界的な労組連合の結成を進めつつある。世界でサービス産業に従事する約2000万人の労働者が加入している国際組織、ユニグローバルユニオンが25日、米国やドイツ、スイス、スウェーデン、英国などにまたがるグーグルと親会社アルファベットの労組連合「アルファ・グローバル」の立ち上げを支援したと明らかにした。
グーグルとアルファベットの北米地域で働く従業員約200人は数週間前に労組を結成している。
ユニグローバルは、アルファ・グローバルがアルファベットの全正社員のみならず、派遣社員や契約社員などの権利を守るために戦っていくと強調。ユニグローバルのクリスティ・ホフマン事務局長は「アルファベットに存在する問題は1国に限られたものではなく、世界レベルで対処しなければならない」と説明した。
米国の法律に基づくと、従業員の過半数が加入するまでアルファベットは労組の要求に応じる義務は生じない。