[26日 ロイター] - 米半導体大手のテキサス・インスツルメンツ(TI)が発表した2020年第4・四半期決算は、純利益が16億9000万ドル(1株当たり1.80ドル)と、前年同期の10億7000万ドル(同1.12ドル)から拡大した。
売上高は前年同期の33億5000万ドルから40億8000万ドルへと増加。市場予想の36億ドルを上回った。
TIは今年第1・四半期について、売上高が37億9000万─41億1000万ドルになると予想。リフィニティブのIBESデータによると、アナリスト予想は35億9000万ドル。
パーソナルエレクトロニクス市場からの半導体需要が強く、3四半期連続の増収を見込む。それまでは2年にわたって減収が続いていた。
リモートワーク・ラーニングの広がりから消費者が、ラップトップやタブレット端末への支出を増やしている。TIはまた、製品への半導体利用数が増えている自動車や工業部門からの需要も力強いと指摘した。
TI株は引け後の時間外取引で当初は2%高となっていたものの、直近では約1%安。 OLJPTEC Reuters Japan Online Report Technology News 20210126T234720+0000