[ワルシャワ 26日 ロイター] - ポーランドの靴通販サイト「eobuwie」の株式を同国の小売企業CCCから取得することに、ソフトバンクグループなどが関心を示していると複数の関係筋が明らかにした。
靴小売りでポーランド最大手のCCCは昨年、新型コロナウイルス感染拡大に伴うロックダウン(都市封鎖)で実店舗の販売が打撃を受ける中、ネット販売の強化に向けて電子商取引(EC)のノウハウを持つパートナーが必要だとし、eobuwieに出資する少数株主を模索し始めた。
関係筋によると、ソフトバンクGのほかに、プライベートエクイティ(PE)投資会社のシンベンやアドベント・インターナショナル、ミッド・ヨーロッパ・パートナーズもeobuwieへの出資を検討している。新型コロナを受けて投資家の間でECへの関心が高まっているという。
CCCはこれまでに、新パートナーがeobuwieに約5億ズロチ(1億3370万ドル)を出資すると見込んでおり、第1・四半期中に売却を完了する計画だと述べている。
CCC、アドベント・インターナショナル、シンベンはコメントを控えた。ソフトバンクGとミッド・ヨーロッパ・パートナーズのコメントは得られていない。