[ニューデリー 27日 ロイター] - 短編動画投稿アプリ「TikTok(ティックトック)」を運営する北京字節跳動科技(バイトダンス)が27日、現在2000人規模のインドの人員を削減する方針を従業員に通知したことが分かった。ロイターが社内メモを入手した。
削減の規模は明らかにしていない。
インド電子・情報技術省は、「TikTok」など中国企業が提供する59のアプリに対して、昨年6月に講じた禁止措置を恒久化する方針を通知した。
バイトダンスは社内メモで「当初、こうした状況は短期で収束すると期待していたが、そうではないことが分かった。アプリが使用禁止である以上、全人員の雇用責任を果たすことはできない。インドで事業を再開できる時期も不明だ」とした。
また同社は声明で、努力を重ねてきたが、アプリが使用可能になる時期などを巡り明確な方針を知らされないことは遺憾だ、とした。
禁止措置が出される以前、インドは「TikTok」にとって最大市場の一つであり、2019年にはインド市場に10億ドルを投資する計画を発表していた。