[ミラノ 3日 ロイター] - 中国発の短編動画投稿アプリ「TikTok(ティックトック)」は3日、同アプリ上で広がった息を長く止めるチャレンジに参加したイタリアの10歳の少女が窒息死した事故を受け、13歳未満の利用を禁止することでイタリア当局と合意したと発表した。
事故が起きたパレルモの当局は捜査を進めている。
北京字節跳動科技(バイトダンス)傘下のTikTokはアジアで最初に人気に火が付き、現在では欧米でも利用者が多い。イタリアでは、新型コロナウイルス流行下で10代の若者の間で絶大な人気を誇るようになった。
イタリアの個人情報保護当局によると、TikTokは2月9日から全てのアカウントを停止し、その後は利用者が誕生日を明らかにし、13歳に達している場合だけアカウントを再開することに合意した。
同社欧州部門で子供の安全の責任者を務めるアレクサンドラ・エバンズ氏は文書で、13歳未満とみられる利用者を他の利用者が報告できるようにするボタンもアプリ上に導入すると説明した。