[4日 ロイター] - 韓国のサムスン電子は、170億ドル規模の新たな半導体製造工場の建設候補地として米テキサス州オースティンを検討している。実現すれば1800人の雇用を創出する可能性があるという。
同社がテキサス州当局に提出した資料によると、既に所有している敷地内に新たな場所を確保し設備を建設する計画。オースティンには既に同社の半導体工場がある。
外部顧客向けに最先端のロジック半導体を製造する計画という。
国内ではインテルがそうした半導体を製造しているが、大半のメーカーは、台湾積体電路製造(TSMC)やサムスンなどの外部に製造を委託している。そのため、製造拠点のほとんどは台湾や韓国にある。
サムスンが半導体受託生産契約を結んでいる米企業は、テスラやクアルコム、エヌビディアなど。
建設地がオースティンに決まれば、2023年の第3・四半期の稼働を開始する計画という。 OLJPTEC Reuters Japan Online Report Technology News 20210205T031216+0000